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造 園 家
 日本で唯一の存在、EXPO'90
 大阪花博のグランプリ受賞者
 である長井俊天先生をはじめ
 とし、鴻景のプランナーを紹介
 しています。

施工の話
 現在貴方が見ているページです。
 施工その他に関するコラムですが、
 内容も掲載時期も、かなり気まぐれ
 です。

写 真 集
 写真嫌いな鴻景の仲間達の貴
 重な施工例写真集。
 掲載写真を集めるのに、かなり
 苦労しています。

表札・ポスト
 世界各地のポスト・表札・インタ
 ーホン・パーツ等、ネット販売の
 情報が天こ盛り。

デザイナーズポスト デザイナーズポスト


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 気になる街のエクステリア風景他。
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このページでは、造園・外構工事・リフォーム工事等を、よりお客様に知って頂くために、設計・見積り・施工・出来事・注意点・歳時記・宣伝・その他FAQ等、思い付くままに順次掲載して行く予定です。 まとまりが無くて恐縮ですが、下の タイトルをクリック して、記事をお読み下さい。
お知りになりたい事などが有れば、お気軽に お問い合せ下さい。

・コンクリート土間 ・土間の着色仕上げ ・コンクリートって何?
・外構工事業者って? ・左官屋の水琴窟 ・白嘩現象の白い粉
・外構工事依頼方法 ・外構工事の設計図 ・危険な道路段差
・いちょうの話し ・外壁工事の足場 ・綺麗な化粧桝蓋
・メーターや表示板 ・汚れない外壁仕上 ・地下車庫の土間
・予想出来た床下浸水 ・外構見積り比較表 ・ゴミ屑の吹溜り解消
・外構計画の開始時期 ・凸凹インターロッキング ・ロウバイの話し
・流線型の美しい塀 ・雨に流れない仕上材 ・とにかく安い床仕上
・モルタルのヒビ撃退 ・誰でも簡単防水工事 ・地縄 地鎮祭 ご祝儀
・100%錆びない鉄筋 ・土間の水勾配

● コンクリート土間(一般住宅の駐車場等)
土間工事中の写真 駐車場やアプローチなどの土間コンクリートは、その厚みが重要です。
言うまでもなく、駐車場は車が乗り入れるので土間が薄いと割れてしまいます。
一般的な乗用車用の駐車場の場合、最低でも10センチ位が適当でしょう。アプローチの土間でも6センチ位は欲しいものです(写真はアプローチ)。
引越しの際の大型貨物や特殊な大型車両が乗り入れるのであれば更に大きな厚みが必要となります(経済的で現実的な計画をしましょう)。
コンクリートには 配筋 が必要です。
配筋とは、土間に強度を持たせるために、コンクリートの中に配る鉄筋 のことで、直径1センチの鉄筋を一定間隔で結束して設けますが、直径 6ミリのワイヤーメッシュを使用することも出来ます。
コンクリートの下には地業工事が必要です。 この場合の地業工事とは、砕石の敷き均しとその転圧のことです。単に砕石を敷き詰めただけでは厚みにバラツキが生じ、砕石の密度が揃わないので、しっかりと砕石を転圧して突き固めなければ意味がありません。
地業工事の前には、路床工事が必要です。路床工事とは、地業工事を行う前の、地面を平らに突き固める作業のことです。地面が平らでないと砕石を敷いてもその厚みが揃いませんので、一定の強度を保ちにくくなります。(S)
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● 土間の着色仕上げ
クリックすれば大きな写真 駐車場やアプローチなどの土間コンクリートの仕上げは、強度的な事とは直接的な関係は有りません。
その仕上げは様々で、タイル張り・石張り・洗い出し・インターロッキングと多種多様です。
数ある仕上げの中から、打設したコンクリートに直接着色する仕上げを、今回は取り上げます。
現場で 打設されたコンクリートは、敷き均す道具を用いて平らにするわけですが(これを一発仕上げと言います)、この仕上げには大きく分けて、木鏝押さえ・金鏝押さえ・刷毛引き仕上げの三種類が挙げられます。
木鏝押さえは個人住宅では殆ど用いられません。
木鏝で一旦平らに均してから、金鏝で最終的に仕上げるのが金鏝押さえです。
又、金鏝で押さえた表面に刷毛で模様を出すのが、刷毛引き仕上げです。
上記の作業に掛かる手間からすると、@刷毛引き仕上げA金鏝押さえB木鏝押さえの順で 仕上げのグレードも決まって来ます。
一般的な勘違いとして、見た目の良さからか、A金鏝押さえが一番贅沢な仕上げと思われがちですが、作業員の技能が求められるのはやはり@刷毛引き仕上げと言えるでしょう。
さて、今回の、『打設したコンクリートに直接着色する仕上げ』の場合は、どの下地(仕上げ)の状態を選択したら良いのでしょうか。
土間に着色塗布する 塗料自体に強力な接着力が有ったとしても、車が乗り上げ、強烈な太陽熱を浴びて、雨風にも曝されるというのが土間の宿命です。
考慮すべき点は、塗料の『食い着き』と言う事です。
金鏝押さえは表面が滑らか過ぎるので避けるべきでしょう。木鏝押さえは食い着きが良いのですが見た目に難が残ります。
やはり、食い着きが良く見た目も良い、刷毛引き仕上げ表面に着色するのが最善の方法と言う事になります。
打設したコンクリートに直接着色する仕上げは、タイルや自然石等の仕上げ方法と比べると、施工費もかなり安く、外観的にも満足のいくものとなります。
写真は、土間用着色仕上材の『エーゼットスペース』です。(S)
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● コンクリートって何?
クリックすれば大きな写真 コンクリートは、それぞれの比率に応じて、セメントに水を入れて、砂利と砂を足してこねて混ぜ合わせた物ですが、工事業界の人でなくても大抵の人が大体は知っていると思います。
では、本当にそれだけしか入っていないのでしょうか?答えはノーです。
現在では、コンクリートの強度を出すために色々な物質が混入されているとの事です。 ここで疑問が湧いて来ます。 セメントと水と砂利と砂だけではコンクリートは出来ないのか?と、言う事です。
東京オリンピック開催時期を境にして、その前後に施工された建造物の解体容易度に著しい差異が有ると言うのが解体業者間での通説だそうです。
要するに、東京オリンピック以降に建てられた建造物の解体は、それ以前に造られた物より解体が楽だと言う事です。 此の事は何を物語っているのでしょうか。
米粒を紙に挟んで指で強く押すと指が痛いだけですが、ご飯粒で同じにすると紙の間でつぶれて糊の代わりになります。
家庭用冷蔵庫で出来た氷とお店で売っているロックアイスを比べると、透明度・硬さ・解け方がまるで違います。
真冬の韓国ソウル市内に流れる川面に張る氷は、以前は戦車が渡れるほどに凍ったそうです。
鴻景は科学者ではないので詳細を述べる事は出来ませんが、水硬又は水和反応と言って、物が固まるとか接着するには、水が重要な役目を果たすそうです。 そして水の純度が高ければ高いほど、ものは良く固まり、良く接着します。
当たり前ですが、接着剤で水分を含んでいない物は無い様な気がします。
社会の諸事情があって現代の水の純度が落ちている訳で、水その物を元に戻すのは難しいとなると、科学的な見地からコンクリートに様々な成分を混入して強度を高めるのも仕方の無い事と言えるでしょう。
良く固まるコンクリートを造るために、水の純度は諦めても、水とセメントの配合比率まで変えるわけにはいきません。
セメントそのものが接着剤なのですから。外構工事では工場からとる生コンではなく、現場で手練で作るコンクリートやモルタルを使用することが多く有ります。 たまに見かける強度の出ていないコンクリートやボロボロと削れるモルタルは、配合比率を間違えた結果の産物です。
仕上面に塩を撒いて、意図的に表面をボロボロにする仕上げ法も有ります。
写真はセメントの強度補強材『エーゼット4000』です、クリックしてご覧下さい。(K)
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●外構工事業者って?
一口に『外構業者』『エクステリア業者』と言っても、大きく分けて二通りの業者が居ます。そもそもが、『植木業界』出身の人と、『外柵業界』出身の人に分かれると言えるでしょう。昔で言えば、植木屋は生垣を作り、大工が板塀を作った(?)と言う事です。言うまでもなく、植木屋さんイコール『造園業者』と言う事になるのですが、現在においては、『植木業だけの造園業者』と『外柵もやる造園業者』の二通りにこれも分かれます。話を元に戻しますが、『植木業界』の外構業者と『外柵業界』の外構業者の違いは、言うまでもなく、植木の事を良く知っているかどうかが、その分かれ目と言えるでしょう。又、『植木業界』にしても『外柵業界』にしても、俗に言う『足袋をはく (職人としての修業を指す)』経験の有る無しは、プランニングに大きな違いをもたらすと言えます。例えば、夏冬での陽射しを考慮すべきところを、窓の近くに常緑樹を植えてしまったり、図面上では素敵に見える飛び石が、実際には足の運びを考慮出来ていなかった為に歩けなかったりと言った具合です。コンクリートやモルタルを現場で作るにしても、【水セメント比】を知らないと、後々土間にクッラクがひどく出たり、良く固まらない脆いコンクリートやモルタルが出来てしまいます。そこで、業者を撰ぶ時の一考ですが、『コンクリートやモルタルにヒビが入らないように出来ますか?』と聞いてみたり、『竹垣を作りたいのですが、黒い棕櫚縄で蝶やトンボを結わいてもらえますか?』 等と聞いてみるのは如何でしょうか。高い費用を出して工事をする訳ですから、業者選びは慎重にして頂きたいと思います。(S)
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●左官屋さんの水琴窟
水琴窟の写真 「左官屋さんの水琴窟」というテーマは失敗かなと思っています。
最初からこんな出だしで済みません。
というのは、「水琴窟」という言葉自体が馴染みの薄い言葉であるところへ持って来て、更に、「左官屋さんの」等と付け加えたら益々馴染みの無い言葉が分かり難くなってしまうかな?と自分でも思ってしまうからです(写真は小金井市滄浪泉園内の水琴窟の蹲踞と看板です)。
取り合えず話しを進めますが、水琴窟と言うのは昔から有る『かめ』(甕)の底に小さな穴を開け、逆さにして土中に埋め、開けた小さな穴から水が入るようにして、甕内に水が溜まり、更にその溜まった水に水滴が落ちると甕内の水溜りに水滴が落ちる音が反響して、何とも言えない情緒を醸し出す、日本庭園伝統の手法技術です。
その音色が琴の様なところから水琴窟と名付けられたと言うわけです。
とは言っても、日本庭園に限定して拘ることは無いと個人的に思っています。
例えば、洋風庭園のバラ園。 その足下の静かな流れに耳を清ますと、何処からともなく聞こえて来る、水滴の響き。
洋風庭園の一角にこの技法を取り入れることが出来れば、類を見ない音の風景を演出できると重います。
勿論、造園業界に携わってきた私にとっては、ここまでは珍しい話では有りません。
自分でも作りましたし、幾度と無く目(耳)にしてきた情景です。驚きに値するのはここからです。
前述の通り、甕を使って作る物ですし、当然、庭師が作る物なのですが、なんと、左官屋さんが作ったと言うことなのです。
左官屋さんが作ったわけですから、甕を土中に埋め込むのではなく、土中に穴を掘ってその内側を、甕の代わりにモルタルを塗って仕上げたというわけです。最初にこの話しを本人(左官屋さん)から聞いたときは、我が耳を疑いました。
でも、その親方は、私が知り得る左官屋さんの中で最も信頼している親方です。日本でもトップクラスに入る左官屋さんだと私は思っています。疑った分けではないのですが、親方に色々と話しを聞いてみましたところ、やはり信頼の出来る内容の答えが返って来ました。
その仕事も、下請けの又下請けの依頼だった様で、発注元に辿り着くことは出来ませんでした。かなり前の仕事だったらしく場所も特定することは出来ませんでした。
親方は今も息子さんと二人で仕事をしています。たまに娘さんも手伝いに来てくれます。息子さんも一流の職方ですが、水琴窟の経験は有りません。
親方も60歳後半になりました。親方が元気な中に私もその水琴窟を実際に見たいと願っています。
もし依頼があれば、利益を度外視してでもやりたいと思っています。
日本の伝統的な庭園技術には無い手法も存在すると言う事実を、この目で確かめたいと思っています。(S)

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●白嘩現象(ブロックやレンガ等から噴く白い粉) 水琴窟の写真 『アルカリ骨材反応』と言うと、少し前までテレビやニュース等で話題になっていましたが、組積したブロックやレンガ等の表面に白い粉が噴く『白嘩現象』はアルカリ骨材反応の中の一現象です。
セメントを使用した時に化学反応によっておきてしまう厄介な現象です。 酸性とアルカリ性の中和がもたらす止むを得ない現象と言えば言えないこともないでしょう。
しかし、根本的な原因を考えれば、全く防ぎ様が無いと言う事でも有りません。
セメントは強アルカリであり、それを用いて作るコンクリートやモルタルも当然の事ながら強アルカリと言うことになります。
日本の国土は、鹿児島県の屋久島を除いては全ての土壌が酸性ですから、その土壌にアルカリ性のセメントを用いれば、中和して白嘩現象がおきます。
言い方を変えれば、エクステリア工事で、レンガやブロック等にセメントを用いて積むということは、酸性土壌にアルカリ性物質を使用して工事を行うわけですから、白嘩現象はおきてしかるべき現象と言うことになります。
言うまでもなく、ブロックはセメントで出来た製品です。レンガはと言うと、最近、流行の輸入物のレンガ、特にオーストラリア産のレンガ等は、アルカリ性の土壌で作られた製品ですので、日本産のレンガに較べると、白嘩現象のおきる確立は数段高いと言わざるを得ません。
酸性土壌の日本の土地に、セメントを使ってブロックやレンガ等を構築する場合の宿命と言えるわけですが、全く防ぎ様が無いと言う事でも有りません。
又、同じ条件下で施工したと思われる工事でも、白嘩現象が出る場合も有れば出ない場合も有ります。 施工した季節も影響するようです。
決まり文句で恐縮ですが、鴻景は科学者ではないので、事の解明をすることは出来ませんが、白嘩現象を防ぐ方法を考えて見ましょう。
但し、『絶対』とか『100%』と言うような形容詞は付きません。
@可能であれば、使用するレンガやブロックは日本産のものを使用しましょう。
Aモルタルの『水セメント比』は正確に行って、モルタルの接着強度を確実強固なものにしましょう。(接着強度を高める為の補強材は色々と市販されています)
B組積部分が土に触れる場合は、土に触れる組積部分をモルタルで塗り水分の浸入流出を最小限に止めましょう。
C組積面の白嘩現象の出る恐れのある部分にコーティング材を塗布しましょう(コーティング材も各種販売されていますが、塗布後照りが出て質感が変ってしまいますのでなるべく質感の変化の少ないものをお薦めします)。
費用の掛かる事ですが、きちんとした工事をお薦めします。
更に詳しく専門的にお知りになりたい方は『こちら』その他でお調べ下さい。(K)
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●外構工事の依頼方法
複数の業者から設計図及び見積り書をとることをお薦めします。
先ず、設計内容から選びましょう。 どの案が自分で一番気に入ったかということです。
案が決まったら、同じ設計図に基づいて各業者から見積書をとりましょう。
設計内容が異なれば、工事の内容も異なり、見積り金額が違うのは当たり前です。 同じ土俵の上での相撲でなければ、どの業者が安くて高いのかは分かりません。
当然、安い業者に依頼することになると思いますが、安すぎるのも危険です。
造園外構工事は建物本体工事と違い、細かい仕様書が無いのが普通ですし、書き表せない部分も多々有ります。
もちろん、建築基準法その他は有りますが、一般的に見かける外構工事は、基準法等に則っていないのが実情です。
法を無視するということでは有りませんが、100%、法の枠内で施工するということは、現実と大きくかけ離れた形の物が出来上がることになってしまいます。
例えば、塀の高さが自分の希望する高さの半分位の高さにしかならなかったりといった事が多々有ります。
外構工事というのは、施工業者の良識と誠意に頼る部分が大きい工事と言えます。
設計者と違う業者が施工してトラブルが発生した場合、『当社の見積り内容通りの施工です』『設計図のどこにもそんな記入は有りません』と言われればそれまでです。
工事仕様内容は良く確認しなければいけませんが、一般的なお施主さんには限界が有ると思います。
又、自分の気に入った設計内容で、他の業者に施工を依頼する場合は、予め、設計者の承諾をとっておいた方が良いでしょう。
競合にもれた業者は、その後、現場がどうなったか気になり見に行くものです。
理想的な進め方としては、自分が気に入った設計内容で他業者からも見積りをとり、その中の安い見積り金額に出来るだけ近い金額になるように交渉して、その設計をした業者に工事も依頼するのが最善の選択だと思います。
最初から設計者に設計料を支払うつもりで、話しを進める方法も有ります。
最後になってしまいましたが、工事予算は最初から各業者に伝えておく方がお薦めです。
同じ金額で、プランにどれだけの違いが出て来るかが分かりますし、気に入ったプランが安ければ打ち合わせもスムースに進みます。(A)
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●造園・外構工事の設計図
造園・外構工事の設計図と一口に言っても、業者によってまちまちです。
見た目のプレゼンテーションを重視したものも有れば、工事内容の説明を重視したものも有ります。
又、平面図・立面図・パース等といった具合に、状況に応じて求められる図面の種類も変わって来ます。
『お客様=素人さん』として考えた場合、見た目の良いものが優先されがちですが、それだけを基準に業者の選択をすることは必ずしも得策とは言えません。
設計図というのは、実際の工事をする前の時点で、書類上にその計画の一部始終を表記した図書の事です。 設計図と見積書は二つ揃って初めて現実的な役割を果たせる資料になります。
例えば図面上に『車庫土間コンクリート』という書き込みが有ったとします。
【車の為の駐車場をコンクリートで作る】ということは理解できますが、コンクリートの厚みは?鉄筋は?鉄筋の太さは?コンクリートの下は砕石ですか?砕石の厚みは?仕上がり後のコンクリート表面は?等は表現出来ていません。
又、見積書が親切であれば【コンクリート ア 100・ワイヤーメッシュ60ピッチ150・下地40-0 ア 100・一発ハケ引き】等と細かく記入がして有りますが、別々の文字の羅列を理解できますか? 理解できたとして、見積りの内容と図面の箇所が一致できますか? 設計図は書き込みが増えれば増えるほど、見難くなるのは事実ですが、設計図書としての本来の目的から考えると、その工事の十分な情報を網羅するのが設計図ではないでしょうか(プレゼン用と施工用の二通りの設計図を作るのはなかなか実現しにくい事です)。
工事は現場で進行します。現場で作業をするのは職人さんです。
職人さんは設計図を確認しながら作業をします。 見積書を見ながら作業をする職人さんは見たことが有りません。
現場監督が第一に監理の拠り所とするのもやはり設計図です。
韓国の首都ソウルに有る、滝で有名なロッテホテル本館の主庭の設計を評価され、第一回日本造園大賞を受賞したI氏(故人)は大変に優れた設計家でした。
特に氏の描くパースはまるで絵画の様な素晴しさで見る人の目を瞠らせたものでしたが、パースで工事が進められたわけでは有りません。
やはり、工事の十分な情報を網羅する設計図書を拠り所に進められたことは言うまでも有りません。
素人の方には大変なことですが、プランナーから説明された事項、自分の要望や打ち合わせの内容が設計図に反映されているか否かは、是非、確認される事をお薦めします。(A)
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● 危険な道路段差
危険な道路段差 宅地と道路には段差が付き物です。 人や車が出入りするのには大変に厄介なものですが、この段差を解消するためには幾つかの方法が有ります。
段差となる、縁石(道路)や側溝自体を低くする方法を『切り下げ』と言いますが、ほとんどの場合、これらは公共物ですから役所の所有になります。
当然、役所の許可・監視の下に、その仕様・工事金額・施工は指導を受けますし、多額の費用は個人が負担するケースが一般的です。
そこでよく採られる方法が『段差解消材』の設置です。『渡り石』とか『渡り板』、あるいは各固有の商品名等で呼ばれています。
1.段差に鉄板を設置
  町の鍛冶屋で簡単に作ってくれるが、経年と伴に反ってしまう。
  反らない様にも造れるが金額はかなり高額。
  鉄製なので錆びるが、重いので動く心配は無い。但し、容易には動かせな
  い。
2.段差にプラスティック製の渡り板を設置
  見た目も良いし錆びない。
  価格も安い。
  軽量なので車の出入りで簡単に動き、容易に紛失する。
  表面が大変に滑りやすく極めて危険。
3.段差に鋳物製の板を設置
  見た目も良いし錆びない。
  価格的にも手頃。
  プラスティックほどではないが、軽量なので動きやすく、紛失する事も有る。
  各板を連結することは出来るが、それでも動くことは動く。
  鋳物なので大型車の通行等でパッキーンと割れる事が有る。
4.段差にコンクリート製の渡り石を設置
  見た目の問題有り、価格的に手頃、重量も重く動きにくいので紛失しにくい。
  鉄フレーム付きの物は大変壊れ難いが、フレーム無しは壊れることが有る。
  重いので乗用車での運搬には難が有る。 しかし、一番のお薦め。
  (写真の鉄フレーム付きコンクリート渡り石は、20年以上は経過していると
  思われるが全く痛んでいない。)
5.段差にゴム製の渡り板を設置
  比較的新しい製品。
  廃材リサイクルのECO製品。
  勾配も緩やか。
  ゴム製なので滑らない、転ばない、安全。
  耐荷重も大きく割れない。
  プラスチック製に比べると重量も有り雨に流されない(連結可)。
  価格は断トツで安い。
  鴻景の推奨NO1商品。製品情報を見る
それぞれに、長所・短所はありますが、プラスティック製は大変に滑りやすいので危険です。
実際に歩行者が滑って転倒した類の話しも聞きますし、私自身も肋骨を骨折した経験が有ります。
道路が公共物であることを考え、通行人の事故を回避し、設置したいものです。(S)
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● いちょうの話し (銀杏・白果子・公孫樹・鴨脚樹・鴨掌子)
イチョウの写真 いちょう科いちょう属の落葉広葉樹で学名はGinkgo(銀杏のぎんきょう・Ginkyoを間違えた) Biroba(2浅裂の)となっている。
9月頃熟す果実は黄橙色で美しいが、悪臭で且つ、皮膚の弱い人は実に触れるとかぶれる。
白い果肉の中にある種子を食用とする。
以前、いちょうの葉は燃えないし、土に埋めても腐らず、堆肥にもならないので、厄介ものとされていたが、近年癌に効くとか、ア ルツハイマー病の抑制になるとかで脚光を浴びている。
中国原産で二億五千万年程前から存在し、留学僧が日本に持ち帰ったとされているが、イチョウと言う語源(音)はどこにあるのだろうか。
冒頭に、日本及び中国で、この樹木を示す名をあげてみた。
先ず、銀杏・白果子の意味は同じと思われるが(英語でもシルバーフルーツツリー)、呼び名にはつながらない。
公孫樹の公孫は王や貴族の子孫と言う意味で、種を蒔いて孫の代に実が成る、という意味らしいが、これも呼び名に結びつかない。
残りの、鴨脚樹・鴨掌子は共に同じ意味を持つ(中国では、掌は手だけでなく、足、つまり、脚の掌と同意語)。
鴨脚を中国語で『ヤーチャオ』と発音する。
日本に来てそれが(イチョウ)と呼ばれるようになったとすれば合点がいく。
単純にいちょうの葉の形が鴨の水かきに似ている処から、鴨脚・鴨掌の名が付いたのだろう。
因みに、『鴨脚』と書いて、『いちょう』さんと読む苗字の方が国内に現存する。(N)
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● 外壁工事の足場
半年ほど前にリフォーム工事の見積り依頼が有りました。
場所は渋谷の道玄坂を上り切った辺りの大変に人通りの多い道路に面した70坪9階建て屋上棟2階のビルで、建築後何度目かの外壁の塗り替え工事でした。
お施主さんは、70歳代半ばの見るからに上品そうな温厚な紳士で、その人柄がにじみ出る様な大変に物静かな方でした。
現場に伺い、過去のリフォーム工事の内容や、今回の工事に対する希望事項、こちらからの提案など2時間近く打合せをして初日は引き上げました。
翌日、再度職人と同行し、現場を見ながら実際の施工方法を細部に亘り検討し、見積り作成の作業に入りました。
三日後、施主宅を訪れ、見積りを提出し、その内容を詳しくご説明しました。
見積りは三通りに分けてあり、一つは過去のリフォームの内容と同じもの、二つ目は過去の工事に含まれていないが必要と思われるもの、三つ目は必須ではないが出来れば直したい工事の三通りでした。
当方の説明を聞いていたお施主さんの顔は少し曇り勝ちになりました。 お施主さんの予算は400数10万で、こちらが提出した見積りは700万近くで、300万近くの開きが有ります。
『過去の工事に含まれていないが必要と思われるもの』と『必須ではないが出来れば直したい工事』の二つを除いても、120万以上の開きが有ります。
よくよく聞いてみると、過去の工事では足場を掛けず、防護ネットも掛けなかったとの事です。
大変に人通りの多い道玄坂で、しかも9階建て屋上棟2階のビルのリフォーム工事です。 考えられないことです。
ペンキをたらして通行人の衣服を汚したらどうするのでしょう。 道具を落として通行人が怪我をしたらどうするのでしょう。 作業員が転落したらどうするのでしょうか。
第三者賠償責任保険や労災保険に加入しているか否かの問題ではありませんし、万が一施工業者が保険に加入していなかったり、賠償責任の能力が無かったら、最終的にお施主さんが責任を取ることになってしまいます。
成約の見通しが薄いことを予期しながらの帰途に、職人に連絡を入れました。
『足場分がまるまる高い、足場無しでブランコなんかで出来るかな?』と聞くと、『9階だよ!道玄坂だよ!出来るわけ無いでしょ!』との答えが返ってきました。 私も全く同じ意見でした。
受注を諦める覚悟をしたその翌日、お施主さんからご丁寧な電話を頂き、他の業者に依頼する事にしたとのことでした。
安い費用で工事を提供する努力は必要ですが、出来ないことも有ります。
半年以上が経過した現在、悪い知らせも耳に入って来ないので、工事は無事に済んだのでしょう。(S)
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● 綺麗な化粧桝蓋
邪魔なマンホール 人が居住する住宅には生活排水は付き物です。 建物が建築されると宅地には幾つもの桝が設置されます。 無くてはならない物ですが、見た目の景観は損ないます。
ほとんどの桝は、位置を変更したり、高さを変えたり、小さくしたり、見栄えの良いステンレス製のものに変えることが出来ますが(費用は掛かります)、宅地内配管と道路本管を最終的に結ぶ『最終桝』には手を加えることが出来ません。
アプローチや駐車場を作る際にこの桝が大きく、見た目の障害となります。
例えば、タイルやインターロッキングで綺麗に舗装した駐車場の一番目立つ道路際に、コンクリート剥き出しの桝が無骨にも陣取る、という様なことになります。
これを解消するために、『化粧桝蓋』と言うものが有ります。 既設の桝の上に設置し、周りの仕上げと同じ様に桝の仕上げも出来る便利なものです。
但し、この化粧桝蓋は金額も高く、更に、置くだけではなく内側と外側に貼る(設置する)材料を切断する手間が材料代にプラスされることになるので、金額的にもかなり高いものになります。
最終桝は位置をずらすことが出来ないので仕方が無いにしても、他の桝は打ち合わせ段階で設計変更出来るものは変更しましょう(桝を設置してからでは間に合いません)。
化粧桝蓋は小さなものでも2〜3万円はしますから、駐車場に10箇所も入ったら、それだけでブロック塀の工事費が捻出できる可能性もあります。
外構工事は住宅工事の最後の工事ですが、打ち合わせは早目に行うことをお薦めします。
最終桝は地域によっては自主管理ではなく、役所の管理になるケースも有り、この場合は全く手を着けられないことも有ります。
又、役所管理ではなくても、最終桝に手を加える事が許されない地域もあります。(A)
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● メーターや表示板
メーターボックス 生活排水や雨水を処理するための集水桝の美的悪さを補うための化粧桝蓋に付いては前に述べましたが、同じ様に、住宅には欠くことが出来なくて見た目の悪い物に『水道メーター』と『住居表示板』が有ります。
水道メーターはプラスティック製で青や黒の物が多いようですが、これが綺麗に舗装したタイルやインターロッキングの中に剥き出しになるわけです。
水道局の管理の問題も有って化粧桝蓋の様なものは使えま
住居表示 せんが、見た目の良いステンレス製の蓋(ボックス容器)に変えることは出来ます。
基本的にメーターボックスは一住居に一つだけで、集水桝の様にたくさん設置されるということも有りませんし、価格も高いので、気にならなければ無理に変える必要も無いと思います。
散水栓に付いても同じ事が言えます。
住居表示板は住宅街でよく見掛ける、番地の書かれた小さな鉄板です。
紺・茶・緑等所轄官庁によって様々ですが、やはり綺麗に仕上がった外壁などに貼り付けると艶消しになってしまいます。
強制力は無いようですが、郵便や配達物等の目印として無いと大変不便です。
外構工事の際、ほとんどの場合に表札を着けると思いますが、この表札に名前と一緒に住居表示も書かれると良いでしょう。
番地の記入をしたからといって値段が大きく上がるというものでは有りません。
外構工事の仕上がり全体に比べたら僅かなスペースにしかならないことですが、折角高い費用を出して作るのですから、こんな細かいところにも気を配りたいものです。
水道メーターの話のついでですが『井戸メーター』というのが有ります。 『え!井戸を利用するのにもお金が掛かるの?』と思われるかもしれませんが、料金は掛かります。
但し、この場合の料金の対象は『上水』ではなく『下水』です。
井戸水を飲んだり使用したりするのには料金は掛かりませんが、使い終わった後の井戸水を捨てるのには下水料金が掛かるということです。(S)
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● 汚れない外壁仕上
クリックすれば大きな写真 建物の外壁を化粧する仕上材は種類も多く、自然石・タイル・サイディング・吹付け材等とそのテクスチャーも大変に多彩です。
サイディングは一時大変に持て囃されましたが、最近はそれほどでもないようです。
やはり、振動や風雨による影響で、『反り』『割れ』『たわみ』等が出るからでしょうか。
自然石やタイルは高級感も有り、仕上の王様と言ったところですが、これはこれで問題が有ります。
価格がかなり高いことは申し上げるまでも無いことですが、問題はこれらの仕上材が持つ重量です。
ご存知の通り地球には引力が有ります。 重量が有れば有るほどその力は働きます。 重ければ重いほど、面積が広ければ広いほど、高ければ高いほど、引力の影響を受けるのは当然のことです。
ビルの外壁に貼ってあったタイルが剥げ落ち、通行人が怪我をするという事故が起きたのは、未だ最近の出来事です。
そこへいくと、吹付けはタイルや自然石のような高級感こそ有りませんが、重量も極めて軽く、価格も安いので持って来いの仕上材なのですが、タイルのような汚れ難さは、残念ながら有りません。
この汚れの問題さえ解決できれば申し分無い仕上材と言えるでしょう。
では何故、汚れるのでしょうか。 一般的に、吹付け仕上の塗膜には小さな穴が有り、そこへ目に見えないほどの小さな汚れが詰る事によって、壁全体の汚れを生じることになります。
この根本的な汚れの原因を解決した吹付け仕上材を見付けたので、推薦します。
とにかく汚れません。 室内外どちらでも使用できます。 この種の材料としては、画期的に乾燥が速く、大変に良く接着します。
何度でも言いますが、見事なほど汚れません。
飲食店調理場の壁に付着した油汚れも濡れ雑巾で簡単に落ちます。
欠点も有ります。一つ目は、他の吹付け材より価格が高目です。 二つ目は、汚れが仕上面に浸み込まないので汚れない訳ですが、塗布した室内で喫煙するとかなり臭いが残ります。 他の吹付け材と違って、煙が壁に浸み込まない分、室内に臭いが残ります。
写真は、汚れない内外壁仕上材『エーゼット』ですクリックしてご覧下さい。(S)
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● 地下車庫の土間
地下あるいは半地下の位置に車庫を作る場合、建物の基礎工事と同時に車庫を作ることがほとんどです。
後から造ることが出来ないので当然ですが、問題は車庫の土間コンクリート表面の仕上です。
この場合の車庫土間は、建物の基礎の一部になります。基礎が終わった段階での車庫土間の状態は荒打ちといって、土間の表面は凸凹です。
ただ仕上げるだけなら早い時期に施工することも出来ますが、車を出し入れする車庫は道路との高低差を考慮しながら微妙な寸法で処理しなければなりません。
そのために、建物の工事が全て終わった後の、外構工事の段階で仕上げることになります。
ここで一度イメージして下さい。 建物は出来上っています。 建物の下部には基礎が有ります。 基礎の一部が車庫になっていて、その土間は荒打ちの状態です。 この土間の表面をこれから仕上げます。
多くの場合、この荒打ちの土間は平らですが、車庫として完成するためには、2〜3%の水勾配を取らなければなりません。
奥行き6メートルの車庫であれば、最大の厚みで12cm〜18cmのかさ上げが必要になります。
かさ上げに用いるコンクリートやモルタルには大量の水分が含まれていますが、下がコンクリートなので上にしか水分は抜けることが出来ません、乾燥するまでに大変な日数が掛かります。
私の経験では3ヶ月間掛かったこともあります。 真冬の不順な天候続きの極端な例ですが、大変な日数が掛かることに変わりはありません。
建物が完成し、引渡しを受けたにもかかわらず、地下車庫に車を止められない状況が何日も延々と続くということです。
残念ながら、この辺の事情も含めて理解できる工務店となると、かなりのベテラン担当者でないと難しいのが現実です。
このケースの解決方法は、多少の無理をしてでも、工事関係者の理解を求めて、初期の段階に車庫土間を仕上げてもらうしか方法は有りません。(S)
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● 予想出来た床下浸水
数年前、ある大手ハウスメーカーから新規物件の依頼を受け、打合せに伺いました。
練馬区の200坪位の敷地に建てる新築工事の外構計画です。
当該敷地と周りとの関係を示す敷地現況図、建物の位置を現す配置図には基本的な外構計画の概略も示して有り、図面を渡されて打合せ開始です。
一見して感じた疑問を述べました。『この現況図だと周りと比べて現場のレベルは低いですね、しかも建物の位置が一番低いですよ』『そこへ持ってきてコレだけ広範囲にコンクリートの土間を打つと、大雨の時は道路の水までが全部建物の方に流れ込んで来ませんか?』一瞬にして、営業マンと設計士(一級建築士ですが土木設計士ではありません)の顔が蒼ざめました。
ベテランの営業マンの判断により、その場で打合せは中止されましたが、一月後位に、又、召集がかかり、当初の計画のままで打合せ再開となりました。
私が具申した可能性は無いとの判断に因るものでした。
数日後、外構計画図と積算書を提出する際に、気象庁から聴取した大雨に関するデータや最悪の場合に起り得る事態等を書き記した資料も添付しました。
着工から完工まで順調に進み、外構工事も済んで無事に引渡しも終わりました。
その後大雨が降り、営業マンから電話が入りました。 床下浸水です。
隣接地からの流水と、周辺道路から現場に流れ込む大量の雨水のために、新築した建物の周りは水浸しです。
もちろん、大手ハウスメーカーのことですから、その後の処理は完璧で、誠意を持った対応をしました。
しかし、自然災害とは言え、このケースは人為的に防げた事例だと思います。
似た様なケースは他にも有りますが、杞憂で済んだ事例が有ることも事実です。
見た目の意匠と同時に、機能面でも最善を尽くす外構計画でありたいものです。(S)
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● 外構見積り比較表
多くの一般の方は、造園外構工事業者を探す事自体に一苦労されると思いますが、探した後に問題は無いでしょうか。
素人の方が設計図を見て完成を思い描くのは難しいことですが、パース(完成予想図)や写真等の提出で、何とかイメージすることは可能だと思います。
では、見積書の内容はどうでしょうか。 初めて目にする文字や聞きなれない専門用語が羅列された書類を見て、つぶさに工事内容を理解できる方はそう多くはないと思います。
又、工事金額が適正か否かなどと言うことになると、全く分からないと言うのが実情ではないでしょうか。
造園外構工事を依頼される多くの一般のお客様に、その内容を理解して頂くための一助になることを願い、見積り比較表を作成致しましたので是非ご覧下さい。
これ自体、簡単ではないかもしれませんが、少し頑張って頂ければ、参考になると思います。
造園外構工事の依頼から発注までの流れも簡単に説明しています。クリックして下さい。 → 【見積り比較表を見る】(S)
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● ゴミ屑の吹溜り解消
ゴミ屑の吹溜り解消 左の写真はマンション入口脇のゴミ屑の吹溜りを解消したオブジェです。
マンションに限らず、戸建の住宅でも良く見かける光景ですが、壁と床のスミッコにゴミ屑が吹き溜って鬱陶しいものです。
写真例は、見た目の事も考えてステンドグラス風にカラフルな陶器タイルをモザイク調に貼ったもので、機能的には不必要な大きさになっています。
仕上は、壁や床の仕上に揃えても良いし、単にコンクリートやモルタルを鏝で押えても良いでしょう。
機能面だけを追及するのであれば、四角く引っ込んだ部分を無くせば良い事なので、僅かな大きさが有れば充分ですし、費用も掛かりません。この方法は、ゴミ屑の吹溜りを解消するだけでなく、帚の穂先がキチンと当てられるので、毎日の掃除をする奥様方にはちょっとした人気のすぐれものです。是非、お試しを!(S)
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● 外構計画の開始時期
一昔も二昔も前の話しになってしまいますが、昭和49年頃の第一次住宅ブーム時代に、日本を代表するある大手ゼネコンが、今後発展が予想される造園外構工事に関して調査したことが有りました。
戸建住宅に必ず付随する造園外構工事に関して、緑化等の様々な事項を調査したと言うわけです。
当時は、各分野の大手企業が挙って、その所有地スペースや技術力を活かし、新規の緑化産業に乗り出すという時代でもありました。
その様な時代的背景の中で発表された、造園外構工事に関する調査報告の中に、【外構工事図面の現場適合度】という項目がありました。
計画段階で作成された外構工事の設計計画が、実際の施工現場において、どの程度の適合度が有るかを示したものです。その結果、外構工事の図面適合度は【25%】ということでした。
如何に、外構工事が計画通りには進まないかを物語った調査結果と言えます。
では、外構工事の計画設計は意味の無いものなのでしょうか?決してそんなことは有りません。
図面適合度が低いからこそ事前の計画をしっかりと作成しておかないと、工事が始まってからとんでもないことになってしまいます。
建物基礎の掘削時の残土を敷地内に撒けばグランドラインは高くなり、必要な段数の階段が取れなくなります。
間取りを変更したために建物の位置がずれれば、車庫が機能しなくなります。
集水枡や水道メーターの位置によっては、大変に見栄えの悪い仕上りになってしまいます。
水道管やガス管や排水管が埋設された箇所には植栽は出来ません。
例を挙げれば数え切れないほどの事柄に影響を受けるのが外構工事の宿命です。
予め予想するのとしないのとでは工事費に及ぼす影響も違ってきます。
外構工事は全体的な工程から言えば最後になる工事ですが、計画は建物本体と平行して行わなければなりません。
当初予定した外構工事の予算が、建物の外壁仕上げを変更し、玄関ポーチのタイルを変更して、インテリアのグレードアップをしたために、半分以下の予算しか残らなかったと言う話は良く有る話ですが、それでもレイアウトを決めておかないと取り返しの付かないことになってしまいます。
予算が無くなったら無くなったなりに、そこで又考え直せば良い事ですし、完成後数回に分けて施工する事だって可能です。
『外構工事は最後だから』等と言わずに、初期段階からのプラン作成をお薦めします。(S)
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● 凸凹インターロッキング
凸凹インターロッキングの写真 インターロッキングと言えば、今やエクステリア舗装材の代表格の一つですが、30年程前に、秩父セメントが輸入販売した『ローゼンシュタイン』の名称で登場したのが最初だったと記憶しています。当時はダイアモンドカッターも普及しておらず、『ギロチン』と呼ばれる斬首刑用のギロチンそっくりの工具でブロックを切断したものです。(油圧の物は後に登場)当初のメーカーの振れ込みは、車庫土間でも砕石路盤転圧後にサンドクッションを設け、後はブロックを敷き詰めて出来上がりと言う信じがたいほど簡単な施工方法でした。路床整正時にどんなに強く付き固めても路床は土です。砕石路盤も1mもの厚さで作るなら別ですが、10〜15cm位で車両の荷重に耐えられるとは到底考えられませんでした。然し、インターロッキングはその後も工事業界の注目を集め続け、舗装仕上材の主役へと受け入れられました。後発の各メーカーも仕様に関して大差は有りませんでした。鴻景は例外を除いて、この『時代の花形材』を使用することは有りませんでした。例外と言うのは、【通常の車庫土間と同じにコンクリートを打設した上での使用】もしくは【近い将来仕上面がガタガタにたわむ事を了承した上でお客さんが強く希望した場合止むを得ず】と言うことです。やがて、インターロッキングのたわみが問題になり始め、メーカーの施工説明も根本的に大きく変化しました。砕石路盤層+コンクリート層+サンド層+ブロック層となったのです。鴻景の主張通りの結果になりました。インターロッキングは欠く事の出来ないエクステリア舗装材ですが、現在でも仕上面の陥没した状態をたまにみかけることが有ります。 仕上面がガタガタにたわむ事をお客さんが強く希望しているのでしょうか。(S)
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● ロウバイの話し  (ロウバイ(蝋梅)ロウバイ科ロウバイ属)
ロウバイの写真 江戸中期に中国から入って来た落葉低木(中国ではランメイと発音)。
昔、中国では旧暦の十二月をロウゲツと言い (現在も中国では旧暦で正月を祝う)、その頃に咲く梅のような花の為に、この名が付いたと言われている(但し、本来の漢字は虫偏ではなく、肉月の筈)。
丁度、正月の頃から透き通るような上品な香りがする、直径1〜2センチ程の薄黄色の花が咲く。 芯が赤っぽく色付く和ロウバイと言われる物と、芯も同色の素芯ロウバイとが有る。
私事ながら花の時期になると、水割りに花を浮かべて楽しむ。
キンモクセイやクチナシのような甘い香りと違い、なかなか風流な気分になるので酒好きな方は一度試されたら如何か・・・(但し、ロウバイはアルカロイドを含む有毒植物なので、飲みすぎには注意、特に種子は猛毒と言われているので決して食べないように!)。あまりお勧めできないか?
又、四月から五月に咲く夏ロウバイが有る(クロバナロウバイ属)。これは、明治の中頃に北米から入って来たもので、花の色が暗紅紫色、赤褐色、黄色、薄いピンク、緑色等の種類が在り、カラフルでフルーティーな香りがする。
但し、赤褐色の物はアメリカロウバイと呼ばれ、香りは無い。
その他の物はニオイロウバイと呼ばれている。
[写真は東京都神代植物公園内の植物を紹介されているブログのご好意で転載](N)
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● 流線型の美しい塀
流線型の塀の写真と図 平面的にも立面的にも、波の様に曲線を描いた流線型の塀は綺麗なものですが、少し落とし穴が有ります。
鉄筋コンクリートで塀を造る場合は問題無いのですが、コンクリートブロックで塀を造るとなると、平面的にR状の曲線を出す為には、ブロックを小さく欠かなくてはなりません。
通常ブロックを積む場合は、縦横共に一定の間隔で鉄筋を配置しますが、40×20センチのブロックを小さな形に切断して、しかもR状に並べるとなると、鉄筋は配置しにくくなります。
元々の形を壊して積むわけですから丁寧に施工をしないと塀の強度に問題が出て来ると言うことです。
写真にポインターを置くと出て来る図は、そんな場合に有ったらお施主さんも施工者も安心出来る『曲線自在ブロック』ですが、残念ながら製品化されていません。
うーン、有ったら手間も掛からず綺麗で安全に施工できるんだけど ・・・、どこかのメーカーさん、発売してくれないかなー ・・・。(A)
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● 地縄 地鎮祭 ご祝儀
建築工事に着手する前、その土地の神を祀って工事の無事を祈願する祭事を地鎮祭と言い、ある神主さんのお話しによると、一握りの土の中には億単位の数え切れない程沢山の生物が生きているそうです。
人間の都合で、その上に家を建てるわけですから、当然しなくてはならない祭事だとの事です。
建物の位置や大きさを示す地縄も地鎮祭と同日に行われる事が一般的です。
立替新築の場合この地縄は外構工事と密接な関係を持っています。
建物が有る中や解体中ではハッキリしない敷地と道路の工程差、隣地と建物の関係、アプローチの距離、駐車場の巾・奥行き等が、図面上ではなく実際に、立体的に理解できる重要な工事のファーストシーンとなります。
プロはともかく素人の方にとっては、初めて建築計画が具体的に理解できるチャンスでもあります。
でも、この時点で、車庫の位置や階段の段数、土留めの高さ等を記した外構計画図がなければ理解しようにも理解できません。
お客様の建物の全体像を把握する最初のチャンスを逃がさないためにも、当初から外構計画は立てておきましょう。
ところで、地鎮祭に出席する工事関係者に出すご祝儀ですが、その金額で悩まれるケースも多いと思います。
ハウスメーカーに尋ねても、お客様への遠慮からか、不要との答えが返ってくる場合が多いはずです。
しかし、工事の無事を祈願する意味や数ヶ月に亘る職人さんへの労をねぎらう事、お施主さんが常駐しないので、休憩時間のお茶を出してあげられないこと等から考えれば、ご祝儀は出したほうが良いと思います。
金額は問題ではありません。気持ちの問題です。(参考までに敢えて申し上げると、1,000〜5,000円位で良いと思います。)(S)
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● 100%錆びない鉄筋
各建設資材関連メーカーが錆びない金属材等を開発していますが、100%錆びない鉄筋が有るかどうかは分かりません。
しかし、100%錆びていなかった鉄筋のお話しです。
先日、25年位前に造った家の外構リフォーム工事をしました。場所は 東京 三鷹市 井の頭 です。
既存のアプローチと塀を壊して、駐車スペースを広げる工事で、コンクリート土間が4uとブロック塀が3uの解体工事からスタートです。
乗込み日当日、親方に尋ねました。
『解体は1人工しか見てないけど大丈夫だよね』返事は『1人工見てりゃ、大丈夫でしょう』でした。私の読みと親方の考えは一致したわけです。
使用した道具は、大型の振動ドリルで、女性や子供では重たくて持てない様な長さ1メートル位の大きな物です。
ところが、始めてしばらくすると様子が違うのです。
思った様に解体作業が捗りません。ブロックもブロックに充填してあるモルタルも硬くて思った様に壊れません。
ブロックの基礎も、土間コンクリートも同様です。
リフォームなので、該当箇所にはカーポートの屋根が架かり、重機を使うことも出来ません。
結局、解体作業に丸々3人工が掛かってしまいました。
親方が呟きました。『この辺は井戸水なんだよね・・・』 要するに、真水です。
コンクリートの硬化と水の関係に付いては、このサイトでも何度も取り上げています。 自然の水が影響して、性能の高い理想的なコンクリートが出来上がったのでしょう。
ブロック塀にはきちんと鉄筋が配置され、土間にも6ミリのワイヤーメッシュがきちんと配置されていました。
なんとか解体作業を終え、ガラを片付け、鉄筋を短く切断整理しているときに、ふと、或る事に気付きました。
鉄筋が全く錆びていないのです。ワイヤーメッシュもどこを見ても錆びは全く見当たりません。
勿論、虫眼鏡で1ミリずつに検証した訳では有りませんが、見事に錆びは見付りません。
通常、こうしたブロックや土間の解体を行う場合は、良質の工事をしていても錆びは有るものです。
今更ながらに、物の硬化や接着に水が大事だと言うことを痛感させられました。(K)
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● 土間の水勾配
通常の車庫等で水が溜まらない様にするために、土間表面に高低差を付けて排水機能を持たせるのが水勾配で、『%』で表現されます。
1%の勾配というと、1mの距離で1cmの高低差が付くということです。
公道等で当り前に見かけるL型側溝等は2%の勾配が一般的です。
個人住宅の車庫の場合は2〜3%の勾配を付けるのが一般的ですが、コンクリート二次製品を使用する道路側溝と違い、車庫の土間は職人さんが生コンを打設しながら手で仕上げますので、定規で線を引く様な訳には行きません。
土間表面に水を溜めないという目的から考えると3%以上の勾配は付けたいものです。
綺麗に仕上げた土間の一部に少しだけ水が溜まっている例は良く見かけます。
水溜りが出来てしまっても、後から薄塗剤で補修する方法もありますが、色むらが出来たり、先々、剥がれの原因にもなります。
又、考慮しなければならないのは、土間の手前と奥でどれだけの高低差が付くかということです。車一台分の車庫であれば奥行きは6m位になります。車庫の手前と奥では18cmの高低差が付きます。
縦車二台分であれば36cmの高低差が付くことになります。
そのために、僅かですが小さな擁壁や階段等も必要になります。
又、外構計画全体に影響を及ぼす要因にも成りかねません。
土間の途中何ヶ所かにコンクリートを打たない溝を設けて水の捌け口にするとか、土間の両脇に土の部分を残しておくとか、回避方法は幾つか有ると思いますが、その現場の状況により様々です。U字溝を設ける場合も有ります。
たかが水勾配ですが、総合的な外構計画の中で考慮されるべき、とても重要な事です。
更に広い駐車場になると、話も変わって来ますが、広範囲の水勾配に付いては別の機会にご説明します。(S)
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